うさぎの歩み(仮)

思い出したかのようにポツリと自分と向き合うブログ。お手柔らかに。

エロゲと私とゴアスクリーミング

以前書いた記事で語ろうと書いてたので、久しぶりにプレイしたり語ります。

始めたきっかけを軽く。劇団背傳館で「快楽の谷」という公演がありまして、それがエロゲーを作ってる同人サークルが舞台。当時エロゲーは未経験な上に、パッケージを持っていけば割引の制度もあるということで、せっかくだし、ということで始めました。こう書くと色々と軽い男に見えてしまう不思議。

なぜ、このゲームを選んだかと言われれば、OPで使われてる「Distorted pain」が好きだったからです。音楽が好きなゲームでハズレは無いだろという謎の自信によってチョイスしました。グロ描写ありということで面喰らったりしたけれど、結果的には良かったと思います。

ということで、作品についての感想だったり紹介だったりを続きに長々と。ネタバレもほんのり程度にあるけど、もう発売から10年以上経って時効だと思うので…

というより、Win10でも普通に動くのはちょっとびっくり。

 【ストーリー】

あらすじ

家庭の事情でかつて住んでいた土地に転校してきた主人公。幼い頃の友人との再会し、平凡な毎日を送るはずだったが、連続する女性の行方不明、人喰い鬼の伝説、そして転校初日に出会った謎の紫色の少女。そして徐々に不気味な事件に巻き込まれる…

ホラーの要素にスプラッタ系グロを加えたダークファンタジーなストーリーの印象。

井戸とか血の呪詛文、不気味な洋館に老女とホラーな要素や演出が多めながらも、どちらかといえばファンタジー寄りで思ったよりもガチホラーな感じではないかなぁ。スプラッタ描写はそれなりにあるけど。また、各登場人物の心理描写が結構ドロドロで生々しく描かれてるのが良いアクセントになっていて非常に深い。

ストーリーが進んで真相が明らかになったあたりの後半から一気に純愛や贖罪、過去の自分やコンプレックスとの向き合いや克服といったピュアなシーンも出てくるのがこの作品のミソ。

終盤ユカと主人公が逃亡するシーンとか凄い好きです。もっと言うとバス停の中のエッチシーンとか閉塞感あふれてて大変エモい。ラストも涙出るぐらい感動してしまった。

ホラーな作品ですが、個人的にはホラー以外のところでかなり楽しめたストーリーでした。

 

【エロ】

あまり詳しくは無いけれど、まぁとりあえず。

イチャラブから凌辱、強姦や輪姦、果ては触手から道具を使った鬼畜プレイまで、かなり幅広くあります。作品の性質上、凌辱の比率が多めですが。

スプラッタ描写も、そのままヒロインが肉体的に壊れるのもかなりの数あり。ヒロインが快楽に支配されながら壊れるというのもあれば、最後まで抵抗をしながら壊れるという2通りあるのもかなりポイント高いです。

自分は耐性あるわけじゃないのですが、この手の描写が好きな人にはかなり満足するんじゃないなかなー、とか。個人的にはドリル突っ込まれるバッドエンドが割とトラウマもの。

 

【キャラクター】

割と自分はキャラ萌えしやすいと思ってるのですが、意外にもいなかったかな…?メインヒロインである3人も幼馴染、大人しめ、優等生と無難な性格ですし、そこまで尖ったキャラでもなかったりしますし。

ただ、キャラクター描写が丁寧に描かれてたり、メインではないキャラ含めてかなり味のあるキャラクターばかりなんですよね。ゴアと由規が凄い好き。

 

【まとめ】

ホラーやスプラッタ系はあまり観ないうえに耐性もある訳じゃないですが、個人的にはかなり楽しめた一作。意外と万人向けな作品という感じといったところ。まぁ、内臓とか血とかはデフォルトでもモザイクかかってるし、よほど耐性無い人でもなければ十分許容範囲だと思いますし。

特に物語の真相が明かされていく後半のドラマチックな展開はかなり見事だと思います。その辺かなり印象深かったです。